出張陶芸HOSHIの講師を紹介します
講師プロフィール
星 重太郎(ほし じゅうたろう)
出張陶芸HOSHI代表
- 1980年(昭和55年)6月8日
陶匠星正幸の長男として生まれる。
幼い頃より備前焼に触れて育つ。
高校生の時にオーストラリアへ留学したことをきっかけに日本の文化のすばらしさを再認識し備前焼を生活の中に取り入れ身近に感じていただけるよう日々追及しております。
講師インタビュー
この出張陶芸教室の特徴を教えてください。
- 出張陶芸HOSHIの一番の特徴は、どこでも出張で陶芸体験や備前焼を作成することができるということです。小さいお子様がおられて、作りに行くことができない方、お年寄りで移動が難しい方のご自宅に行って作るということができるのが一番の特徴ですね。
備前焼というのは、ほかの陶芸とはどのように違うのでしょうか?
- 「釉薬」といって薬を使わずに、土と火だけの味わいをそのまま生かした焼き物、というのが一番の特徴だと思います。
出張陶芸HOSHIは具体的にはどんなサービスですか?
- 具体的には、手びねり教室を自宅でも会社のイベントでも、どこへ行ってもできるというのをサービスとしてしているんですが、それによって備前焼がもっと多くの方に、知っていただいて、使っていただくというのを考えてやっています。
どんなお客様が利用されているでしょうか?
- 多く来られるのは、若い世代の方で、子連れの方がよく来られます。これからもっと需要があるのかなと思っているのは、やはり動けない方たち、高齢の方もそうですが、興味はあるのだけれども、自分から作りに行けない。そういう方たちに広めていきたいと思っています。
作った作品はどのぐらいで自分のもとにやってくるのでしょうか?
- そうですね。作った作品は、焼き方が2種類あります。1つは備前焼の作家と同じ登り窯で焼く方法です。この場合は1年に一回しか焼きませんので、最長で丸1年お待たせすることになってしまいます。もう一方の焼き方として、ガス釜での焼き締めができます。その場合は作成後2カ月でお手元に届けることができます。
どんな作品を作ることができますか?
- 作品としては、ろくろを使わず、手びねりで作るという製法なので、食器類、主にコップやお皿という生活食器から、あとは例えば表札であるとか、お子様の成長記録で手型を作ったりとか、そういうものが作れます。
どんな場所に出張しておられますか?
- 場所としては、特に選びません。どこでもできるということなのですが、やはり土の乾燥の度合いというのがありますので、真夏の炎天下でというのは遠慮させていただいています。
作った作品は、誰がどのように焼いてくれるんでしょうか?
- 作った作品については、私ももちろん携わって、登り窯で約20日かけて交代で仕上げていきます。ガス釜については、ガス釜をもたれている人に委託して焼くということになります。
出張陶芸を始めたきっかけを教えてください。
- 出張陶芸を始めたきっかけは、備前焼という私の父が備前焼作家ですので、生まれたときからずっと備前焼に慣れ親しんできました。近年、備前焼自体が下火だなと徐々に感じることが多くなったので、備前焼をもっと使っていただきたい、知っていただきたい、ということがきっかけでやるようになりました。
備前焼の魅力というのはなんですか?
- 備前焼の魅力といいますと、私にとってはやはり、お酒を呑むのが好きなので、備前焼きに入れることによって、お酒の味の変化というのがすごく大きく出るので、そういう楽しみがあります。やはり、見て楽しむ、味わって楽しむ、あとは、手触りとがですね。そういう、癒やしの効果があるような気がして、そういうところがすごくいいと思っています。
これまでどんな生徒さんがいましたか?また、どんな感想があったでしょうか?
- これまでよく来られたのは居酒屋さんとコラボして教室をしたことが多くありますので、そこのお客様たちですね。そういう方たちが多かったです。やはり、自分が使う、お店で使うコップやお皿を作ってそのお店で楽しめるというのがすごく喜ばれていました。そのお店だけでなくご自宅で使う用も作られるようになっています。感想で一番多いのは、備前市に行けば作れるんだろうけども、こういう場所で、いつも慣れ親しんだ場所で作れるというのが、ものすごく落ち着いて作れるし、楽しく作れるのがよかったという声を多くいただきます。
これからやってみたい人へメッセージをお願いします。
- 備前焼きというのは、どちらかというと高価なイメージが先行してしまって、なかなか生活の中に取り入れるというのが難しいと思うのですが、実際自分が作ったものを使ってみて、味の変化や、それ以外にもたとえば花器でしたら、お花を飾ってみて長持ちしたとか。そういうものを実際に使って、備前焼がどういうものなのかというのを知っていただきたいです。それをするためにも、買うのもいいんですが、まずは自分で作ったものを使ってみて、それがどういうものかというのを知っていただきたいです。